SOIL GLOSSARY 土の用語集
三和土-たたき-
三和土と書いて「たたき」と読みます。
土・石灰・にがりと合わせると言う意味です。
それに水を加えて、たたき締めるのですが水を入れすぎると、たたく事が出来にくくなります。
通常、真砂(粘りの少ない土)の方が固く締まります。
セメントと違いゆっくりと固くなって行くので最低1週間ほど養生が必要となります。
いろんな材料を加える事によっても様々な変化があるので大変出来具合がことなります。
地元にある土でも配合によって、三和土として十分対応することができると思います。
是非試してみてください。
最適な配合はお教えいたしますので、お問い合わせください。
「三和土」の実績一覧
版築土塀
版築土塀(はんちくどべい)は、型枠を作り、その中に土を入れて成型する塀のことです。
決まった工法は無く、
土を建材に用い強く突き固める方法で、堅固な土壁や建築の基礎部分を徐々に高く構築する工法を指す。
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赤土
壁土の場合、広島では赤土を原材料とし藁(またはスサ)を入れて、水を加えて練り壁土として使います。どちらかと言うと茶色に近いか土が多いです。
関東、東北では荒木田という黒っぽい土が使用されています。
関西では黄土(きつち)、黄色っぽい色が多い様です。地域によって土の呼び名もいろいろあるし、色も色々ある様です。
また広島では、花崗岩より出来たと思われる真砂土が有り、その近くに赤土がある事が多いです。
山の表面にあり大体4,5mの層なっています。
どの土が悪い良いではなく、その地域の土なので最適な配合をすることにより地域に合った壁を作ることができ、良い壁になると思います。
当社は土の仕事をして40年以上になりますが、土を仕入れる度に土の性質が様々なので、その都度、土の性質を確認しております。
土の性質を見るのに、水を入れて練って、乾いた時、固くなるか固くならないかを見分けることが壁土には最も大切です。
固くなる土の方が、よい壁になるでしょう。
サビ
これは、日本独自の文化、サビの世界の茶室の壁に用いられる工法です。
赤土と藁(もしくは、スサ)を水と練り合わせて約1年くらい発酵をさせます。
それを、壁に塗ると独特の黒ずんだ壁が出来上がるのです。
国宝級の寺などに多く見られます。
「さくい」と「ねばい」
「粘い」(ねばい)の反対語は「朔い」(さくい)です。
これは、土の配合基準を表す言葉で、土壁を作る際に知っておくといい言葉です。
「朔い」は辞書からも消えてしまっている言葉で、また各県ごとに様々な呼び方がありますが、「粘い」と「朔い」の使い分けができると、土を配合する際に基準が明確になり非常に便利になります。
しみ
塗り壁の場合、しっくいや、珪藻土、聚楽などの内外装、施工後に「しみ」が出る事があります。
これは、様々な要素・原因がありますが専門家(左官)にみてもらうのが一番です。
原因がわかれば対応できます。
詳しくは、お問い合わせください。
最適な土の配合や素材をご提供、アドバイスいたしますので、お気軽にお問い合わせください。